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- 2021.04.19 Monday
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盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の任期が終わりに近づいた頃、「盧武鉉を愛する人々の会」(ノサモ)の内部で露骨な内部分裂が起こった。盧元大統領があるノサモ会員を招待して非公開の集会を行ったところ、その場でやりとりされた会話の内容が外部に伝わり、これが対立のきっかけになった。ある会員が特定の幹部を「会話を録音した」との理由で非難し、これに対して別の会員たちが「ノサモを分裂させようとする工作に惑わされるな」と反論した。これによってネットの掲示板は互いを激しく非難する言葉であふれかえり、特に離党派と残留派が互いを激しくののしり合った。朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領の任期末には「親朴」と、李明博(イ・ミョンバク)元大統領を支持する「親李」が同じように分裂して対立した。これも離党派と残留派という形で互いを非難し合った。
単一隊伍で一糸乱れず動いてきた政権勢力が、ある瞬間から互いに対立するようになるのは韓国の政治史において特に珍しいことではない。権力というものを目指して共通の敵と戦うときは互いにしっかりと協力し合う。ところが逆説的だがその権力が最大に到達した瞬間が噴火の始まりだ。それから政権末期に向かう過程で分裂が徐々に表面化する。これは保守か進歩かに関係ない。互いに異なる利害関係を持つ人間たちが集まった場合、権力が弱まればこれまでさまざまな状況でたまってきた感情が一気に爆発するのだ。
最近は親文の内紛がよく話題に上る。とりわけ今の政権において最大の力を持つインターネット放送「ナヌン・コムスダ(私は小ざかしいの意、通称ナッコムス)」のメンバー間で対立が始まったことは注目すべきだろう。彼らは単一の親文ではなく、ムンパ(文派)とテッケムン(頭が壊れても文在寅〈ムン・ジェイン〉の略、文大統領の熱烈な支持者)に分かれる。まずキム・ヨンミン氏がチュ・ジンウ氏に対し「『われわれの味方』と考えていたのに、実際は『尹錫悦(ユン・ソクヨル)ファミリー』だった」として攻撃を始めた。「チュ・ジンウは尹錫悦を『兄貴』と呼び、楊正哲(ヤン・ジョンチョル)に対して忠誠を誓うよう求めた」とも主張した。これに対してチュ氏は「明らかなうそ」と反論した。どちらがうそをついているかは分からないが、一時は義兄弟のようでもあった二人の関係が今や修復不可能な状態になってしまったのは間違いない。
これに大統領夫人である金正叔(キム・ジョンスク)氏の友人である孫恵園(ソン・ヘウォン)元議員が出てきて「チュ・ジンウの説明は弁明のように聞こえる」と口だししてきた。すると今度はチョ・グク守護集会を開催した「ケッサウム(犬のけんか)国民運動本部」のイ・ジョンウォン代表が「孫氏は文在寅大統領に対して公然と『XXXX(障害者を侮辱する言葉)』と言っていた」と非難を始めた。孫氏がイ代表を名指しして「裏切り者」と批判したため、これにイ代表が反撃したのだ。孫氏は「人間とさえ思えないので相手にするつもりはなかったが…」と言いながらイ代表を告訴した。二人は民主党比例衛星政党結党の際に互いに対して不満を持ち始めたという。
文大統領が破廉恥チョ・グクを法務部(省に相当)長官へと力ずくで任命した際、多くの親文が失望し背を向けたが、今度は文大統領を支持する核心勢力のムンパ内部でも内輪もめが起こっている。鉄壁と考えられた文大統領の支持率40%が崩壊しつつある今、これらの対立が本格的に表面化したのは決して偶然ではないだろう。任期末に出てくる「わが道を行く」の時がついにやって来たのだろうか。
イム・ミンヒョク論説委員
最終更新:3月21日(水)8時28分
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役人も役人、中井も中井。
世界は自己を中心に回っているのではない。
外務省の腐敗は手がつけられないし、政治家の無知につける薬もない。
日本に外交は存在しない。
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北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使が17日、平壌から空路、北京に到着した。北京国際空港で一部記者団の取材に応じた宋大使は「われわれは日本と引き続き対話する立場だ」と強調。一方で日朝交渉は「近い時期にはないだろう」と語った。
今回の訪中目的については「大使館に用事がある」と説明。具体的な内容は明らかにしなかった。約1週間、中国に滞在する予定だという。中井洽・元拉致問題担当相との中国東北部での接触については「たくさん報じられているようだ」と否定も肯定もしなかった。(共同)