韓国の苦悩深まる 北朝鮮が相次ぐ発射に加え文大統領非難も

  • 2019.08.16 Friday
  • 21:01

韓国の苦悩深まる 北朝鮮が相次ぐ発射に加え文大統領非難も

 

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が16日、再び飛翔(ひしょう)体を発射したのに加え、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を非難したことで、南北関係を巡る韓国政府の悩みが一層深まっている。

 

 

 北朝鮮の韓国窓口機関・祖国平和統一委員会はこの日に出した報道官談話で、前日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が行った光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の式典での演説を非難し、「われわれは南朝鮮(韓国)当局者とこれ以上話すことはなく、二度と向き合う考えもない」と表明。韓国当局は現在実施している韓米合同軍事演習が終われば自然と北朝鮮との対話局面になると「妄想」し、「朝米(米朝)対話で漁夫の利」を狙っていると批判した。

 

 文大統領に対しては「まれに見る図々しい人物」などと非難した。

 

 韓国政府は談話が発表されてから約4時間後に公式の立場を出した。これは談話を重く受け止めていることを意味する。韓国統一部の金銀漢(キム・ウンハン)副報道官は談話について、「南北首脳間で合意した(昨年4月の)板門店宣言や(同9月の)平壌共同宣言の精神に合致しないだけでなく、南北関係の発展にも全く役立たない」と強調した。

 

 今のところ、北朝鮮が南北対話より米朝対話を優先しているため、韓国政府も20日までの韓米合同演習後に再開されると予想される米朝対話の進展結果を見極めながら南北関係の回復を模索するとみられる。

 

 韓国・北韓大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「言い換えれば(韓国側に)期待したが、失望が大きいということ」として、「北が先に対話を求めることはないと思うが、(談話の)全般的な内容は、対話しないというよりは韓国側に対話のための努力を呼びかけるメッセージ」と分析した。

 

北朝鮮の文大統領非難に遺憾 「度を越えた無礼な行為」=韓国統一部当局者

  • 2019.08.16 Friday
  • 20:58

 

北朝鮮の文大統領非難に遺憾 「度を越えた無礼な行為」=韓国統一部当局者

 

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部当局者は16日、北朝鮮が文在寅(ムン・ジェイン)大統領が前日に行った光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の式典での演説を非難したことに対し、「北がわが民族最大の慶事である光復節の翌日にわれわれを中傷したことに対して深い遺憾を表する」と述べた。

 

 同当局者はこの日午後に匿名を前提に行った会見で、北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会が出した文大統領の演説を非難する談話に対してこのように述べ、「政府はこれまで、(実施中の)韓米合同軍事演習が北を狙った野外機動訓練ではなく、(米軍主導の韓米連合軍が持つ)有事作戦統制権の韓国軍への移管に備えた合同指揮所訓練であることを何度も説明したが、北がわれわれを非難したのは当局の公式の立場表明とするには度を越えた無礼な行為だ」と指摘した。

 

 また、今後南北関係を発展させ、朝鮮半島に平和が定着する過程で南北が互いに尊重し、守るべきものは守る努力をしなければならないと強調した。

 

 統一部の当局者が直接遺憾を表明するのは、これまで韓国政府が北朝鮮の非難に対し直接的な対応を控えてきたことと比べても異例といえる。この日午前に統一部が定例会見で発表した公式な立場よりも多少強いトーンだ。

 

 これに先立ち、統一部は定例会見で、北朝鮮の談話に対して「南北首脳間で合意した(昨年4月の)板門店宣言や(同9月の)平壌共同宣言の精神に合致しないだけでなく、南北関係の発展にも全く役立たない」と述べた。

 

 ただ、この当局者が青瓦台(大統領府)や統一部の公式会見ではなく、匿名での報道を前提とする会見で立場を表明したことは、過度に強硬な対応よりは適度に状況をコントロールする必要があるの判断によるものとみられる。

 

 この当局者は、重ねて立場を明らかにした背景について「今回の談話は当局の公式な言及とするには度を越えた無礼な点があり、今後南北関係を発展させ、平和が定着する時に相互尊重は守らなければならないということを北にもう一度促す機会にしようと思う」と説明した。

 

 北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所などを通じてこのような立場を伝える計画があるかとの質問には、相互尊重を守るよう促すと述べるにとどめた。

 

 また、これまでの南北合意を徹底して履行するとの立場で毅然と対処すると言い添えた。

 

 祖国平和統一委員会の報道官は、この日の談話で文大統領の光復節の演説を「妄言」と非難し、「われわれは南朝鮮(韓国)当局者とこれ以上する話もなく、二度と向き合う考えもない」と表明した。

 

 

 

北朝鮮ハッカーの最大の被害国は韓国

  • 2019.08.14 Wednesday
  • 10:04

北朝鮮ハッカーの最大の被害国は韓国

 

 

 北朝鮮はこれまで3年6カ月にわたり世界各国に対してサイバー攻撃を行い、最大で20億ドル(約2130億円)を強奪したが、中でも韓国では10件と最も回数が多かったことがわかった。韓国の代表的な仮想通貨取引所のビッソムも少なくとも4回のサイバー攻撃を受け、6500万ドル(現在のレートで約70億円、以下同じ)の被害が発生したという。

 

 AP通信は12日(現地時間)、国連安保理の対北朝鮮制裁委員会が先日安保理に提出した専門家パネルの報告書を引用し、「北朝鮮は2015年12月から今年5月までの期間、少なくとも17カ国の金融機関や仮想通貨取引所に対して35回にわたりサイバー攻撃を行い、うち韓国は10件で最も大きな被害が発生した」と報じた。

 

 韓国における具体的な被害額は公表されていないが、ビッソムは2017年2月と7月の攻撃でいずれも700万ドル(約7億5000万円)の損失が発生し、昨年6月には3100万ドル(約33億円)、今年3月には2000万ドル(約21億円)の被害が発生したことが報告書に記されている。これに先立ち韓国の情報機関・国家情報院は今年3月、国会情報委員会の全体会議で「北朝鮮は仮想通貨関連のサイバー攻撃で360億ウォン(約32億円)を奪った」と報告した。しかし国連の対北朝鮮制裁委員会が把握している額はこれよりもはるかに多い。実際に国家情報院は18年2月の情報委員会でも「北朝鮮は国内の仮想通貨取引所に対するサイバー攻撃を続けており、昨年(2017年)は国内の取引所から数百億ウォン(数十億円)の仮想通貨が奪われた」と報告している。

 

 韓国に次いでインドで3件、バングラデシュとチリで2件の被害が発生している。マレーシア、南アフリカ共和国、ベトナムなど13カ国では1件ずつ被害が発生した。

 AP通信は「北朝鮮は17カ国に対して35回サイバー攻撃を行い、これによって得た20億ドルを大量破壊兵器(WMD)の開発資金として使ったようだ」とも伝えた。

 

ニューヨーク=呉允熙(オ・ユンヒ)特派員

文大統領に向けた金正恩氏の「武力脅迫」

  • 2019.07.28 Sunday
  • 07:13

文大統領に向けた金正恩氏の「武力脅迫」

 

 韓国軍による新兵器の導入や定例の軍事演習を念頭に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「おかしな行動」「二重の態度」などと非難し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対しても「自滅的な行為を中断せよ」「警告を無視するな」と脅迫した。

 

 

 北朝鮮の複数の国営メディアは26日、金正恩氏が前日に江原道元山から新型の短距離弾道ミサイル2発を発射する「対南警告用武力示威」を指導した後「南朝鮮(韓国)当局者は最新の武器搬入や軍事演習のような自滅的行為を中断し、一日も早く昨年4月と9月のような正しい姿勢に立ち返るよう求める」と述べたと報じた。さらに「たとえしゃくに障っても、南朝鮮当局者は今の平壌からの警告を無視するというミスを犯してはならない」とも主張した。

 

 金正恩氏が語った「南朝鮮当局者」は文大統領、「最新武器」は韓国空軍が先日導入したF35Aステルス戦闘機、「軍事演習」は8月に予定されている韓米合同軍事演習のことだ。昨年4月には板門店で、9月には平壌で南北首脳会談が行われた。南北関係は昨年、北朝鮮からの波状的な平和攻勢とそれに文在寅政権が応えたことで本格的な対話ムードに入ったが、それ以降に金正恩氏が直接文大統領を非難し脅迫するのは今回が初めて。

 

 北朝鮮は前日に新型短距離弾道ミサイル2発を東海に向けて発射したが、これについては「尖端攻撃型武器を搬入し、軍事演習を強行しようと熱を上げる南朝鮮軍部の好戦勢力に厳重な警告を送るための武力示威」と主張した。北朝鮮が軍事挑発を行い、これについて自ら「武力示威」という表現を使うのは異例だ。韓国統一部(省に相当)のあるOBは「武力示威が韓国への警告用と明確にするのも非常に珍しい」と指摘した。

 

 

 金正恩氏がこのように堂々と韓国に対する武力示威を指揮し、文大統領を脅迫したことについて、識者の間からは「制裁の長期化によって士気が低下した軍部など、政権核心の不満をやわらげ、体制を結束させるための次元」との見方が出ている。かつて国家情報院第1次長などを歴任した南柱洪(ナム・ジュホン)氏は「金正恩氏が文在寅政権に強硬な態度を取るのは、南北関係において自分たちが甲の立場にあると考えているからだ」「米国のトランプ政権も、大統領選挙を控えているため強い態度には出にくいと確信しているようだ」などとコメントした。

 

 韓国政府はこの日、北朝鮮による挑発行為と金正恩氏の脅迫に対して抗議はせず、統一部が「強い懸念」という言葉を使っただけだった。文大統領は仏教関係の行事に出席した際「南北関係や朝米関係において多くの進展があった」として北朝鮮にも言及はしたが、今回の挑発とは関係なかった。逆に大統領府のある幹部は「9・19南北軍事合意には弾道ミサイルを禁止する規定がない」と述べ、北朝鮮の挑発を擁護するかのようなコメントを行った。

 

李竜洙(イ・ヨンス)記者

日本「戦略物資会議を韓国が回避」、韓国は否定

  • 2019.07.12 Friday
  • 10:10

輸出優遇除外:

日本「戦略物資会議を韓国が回避」、韓国は否定

韓国「双方の担当局長が空席だったせい」

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/08/2019070880251.html?ent_rank_news

 

 

 日本による韓国向け輸出優遇除外措置に関連し、日本の西村康稔官房副長官は8日の記者会見で「韓国との間で、輸出管理をめぐって少なくとも3年以上、十分な意思疎通、意見交換が行われていないことが背景にある」と述べた。

 

 これに先立ち朝日新聞も、今回の制裁を主導した経済産業省への取材を基に「輸出を管理する韓日政府の関係者が最近3年で一度しか会議を開催しておらず、意思疎通ができていない中、半導体材料の輸出に関する不適切な事案が続いた」と報じた。韓国が重要な戦略物資関連会議を意図的に避け、「不適切な」戦略物資管理をしたことを示唆したのだ。

 

 韓国産業通商資源部(産業部、省に相当)によると、韓国と日本は、軍事的用途に転用される可能性のある戦略物資の輸出入問題に関連し、2年に1回、局長級の実務会議を開催してきた。2004年に日本が韓国を「ホワイト国」に指定して以降、08年に初の会議が開かれ、その後は16年まで2年に1回ずつ計5回開催された。会議の開催は、双方が互いに要請すれば開かれるという形だった。

 

 この会議が16年を最後に開かれていないのは事実だ。しかし、これを韓国の「不適切な」実態と結び付けるのは無理があるとの指摘が出ている。

 

 産業部は、会議が開催されていないことについて、「信頼」の問題ではなく「人事異動」が原因だと説明した。

 

 産業部の関係者は「18年6月に、韓国が日本の経済産業省に会議の開催を要請したが、当時日本側の担当局長が空席だったため開かれなかった」として「このとき日本側から、19年1、2月に会議を開催しようと提案があったが、今度は韓国側の担当局長が空席だった」と話した。産業部の該当局長は貿易政策官だが、昨年12月に朴泰晟(パク・テソン)局長が貿易投資室長に任命されてから今年3月にイ・ホヒョン局長が赴任するまで3か月以上空席だった。

 

 産業部の関係者は「この会議は両国の担当局長が顔合わせをし、自国の戦略物資の統制制度の変化を紹介する単なる意思疎通レベルの会合だった」として「敵性国に戦略物資を輸出していると疑われる業者のリストを交換するなど重要な問題は、非公式のルートでやりとりしていた」と説明した。

 

東京= 李河遠(イ・ハウォン)特派員 , 崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者

 

【随想】

「この会議が16年を最後に開かれていないのは事実だ。しかし、これを韓国の「不適切な」実態と結び付けるのは無理があるとの指摘が出ている。」

 

という指摘は以下の「韓国産業通商資源部」の言い分を正しいと信じるという前提つきだ。

 

「韓国産業通商資源部(産業部、省に相当)によると、韓国と日本は、軍事的用途に転用される可能性のある戦略物資の輸出入問題に関連し、2年に1回、局長級の実務会議を開催してきた。2004年に日本が韓国を「ホワイト国」に指定して以降、08年に初の会議が開かれ、その後は16年まで2年に1回ずつ計5回開催された。会議の開催は、双方が互いに要請すれば開かれるという形だった。」

 

「この会議は両国の担当局長が顔合わせをし、自国の戦略物資の統制制度の変化を紹介する単なる意思疎通レベルの会合だった」として「敵性国に戦略物資を輸出していると疑われる業者のリストを交換するなど重要な問題は、非公式のルートでやりとりしていた」と説明した。

 

は正しいのか。朝鮮日報の李特派員と崔記者は確認したのか。で、国連決議に関わる戦略物資の確認が担当者がいなければその会議をしなくていいなどいう姿勢なら日韓の両国とも非難されるべきだ。

 

「敵性国に戦略物資を輸出していると疑われる業者のリストを交換するなど重要な問題は、非公式のルートでやりとりしていた」というならその資料はあるのか。両記者は資料の開示、もしくは違反がそこでは確認されなかったのか日韓両政府に問合せしたのか。

 

どちらかに嘘吐きがいるのだ。その嘘がこういう事態を招いた。なんでそこを明らかにしないのか。

北朝鮮、「仲裁者」文在寅大統領を痛烈批判

  • 2019.07.04 Thursday
  • 07:15

北朝鮮、「仲裁者」文在寅大統領を痛烈批判

 

 北朝鮮は27日、韓国政府に対し「朝米対話は南朝鮮(韓国)当局が関与する問題ではない」として韓国政府と文在寅(ムン・ジェイン)大統領を正面から批判した。文大統領が「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による非核化の意志を信じる」と発言してからわずか1日で、韓国政府が自認してきた「仲裁者」「促進者」の役割を北朝鮮が全面的に否定した形だ。北朝鮮はこの日、米国に対しても「朝米対話は自動的に進むわけではない」として年末までに「正しい計算」をするよう求めた。

 

 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長はこの日発表した談話で「朝米関係はわが国務委員長同志(金正恩氏)と米国大統領の親密な関係に基づいている」「(朝米交渉において)南朝鮮当局を通じて何かを行うことは絶対にないだろう」などとコメントした。金正恩氏とトランプ大統領の個人的な関係を強調することで、韓国政府を事実上の第三者に分類した形だ。クォン局長は「南朝鮮当局は自分たちのことをしっかりやった方がよいだろう」とも指摘した。これに伴い文在寅政権の対北朝鮮政策、あるいは外交政策の基本方針とも言える「仲裁者論」が最大の危機に追い込まれたとの見方が相次いでいる。

 

 クォン局長は「自分たちが朝米関係を仲裁するかのように公言し、自らの価値を高めようとしている」「南朝鮮当局者は北南関係において、今もさまざまな交流や水面下での対話が行われているかのように宣伝しているが、そんなものは全くない」などとも明らかにした。ここ最近、文大統領や李洛淵(イ・ナクヨン)首相などが「北朝鮮とは水面下で接触している」と相次いで言及しているが、クォン局長はこれを正面から否定した。

 

 

 北朝鮮の宣伝メディア「わが民族同士」もこの日、文大統領が14日にスウェーデンで行った演説で「北朝鮮の完全な核廃棄」を求めたことに言及し「我田引水の無用な横やり」「奇怪な説」「驚愕(きょうがく)を禁じ得ない」などと批判した上で「南朝鮮当局者(文大統領)のデマに冷たい視線を送る」「われわれは怒っている」と評した。北朝鮮の宣伝メディアが文大統領を「当局者」と表現するのは昨年8月以来のことだ。前日に文大統領は国内外の七つの通信社によるインタビューで、金正恩氏について「非常に決断力と柔軟性のある人物」と称賛したが、これに対して北朝鮮は文大統領に正反対の評価を下した。かつて統一研究院の院長を務めた金泰宇(キム・テウ)氏は「仲裁者を自認し、北朝鮮ばかりを見てきた文在寅政権は外交的に徐々に立場を失っている」と評した。

 

 しかし韓国政府は北朝鮮による一連の批判については何も言及せず、韓国外交部(省に相当、以下同じ)は「特に言うべきことはない」、統一部は「南北間の合意をしっかりと実行に移す考え」などとしかコメントしなかった。統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官は「韓半島(朝鮮半島)平和シンポジウム」での基調講演で「南北間の経済協力は韓半島に住む全ての住民の生活を豊かにするだろう」「開城工業団地と金剛山観光はかつて南北双方にとって利益になった」などと訴えた。

 

 

 クォン局長は米国に対しても「最近も口では朝米対話に言及しているが、実際はわれわれに反対する敵対行為をこれまで以上に卑劣な形で行っている」と評した。北朝鮮は前日も外務省報道官談話を通じてトランプ政権による圧力政策を非難し、この日も米国を強く非難した。トランプ政権は連日、北朝鮮に実務交渉に応じるよう求めているが、これに対して「今はまだ時ではない」とくぎを刺した形だ。クォン局長はさらに「交渉の姿勢ができていなければならず、また話が通じる人間と交渉しなければならない。まともな代案を持ってきて初めて交渉の糸口が開かれる」とも指摘した。「態度の見直し」「交渉パートナーの交代」「交渉内容の修正」という三つの条件が先行して初めて対話に応じるということのようだ。

 

 金正恩氏は今年4月の演説で「年内」と期限を区切ったが、クォン局長はこれにも言及し「われわれからの度重なる警告について、米国はこれを空虚な言葉でないことを肝に銘じた方がよい」とも言及した。この結果、トランプ大統領の来韓(29−30日)に合わせた米朝の実務者協議は事実上難しくなったとみられている。韓東大学の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は「主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)後の実務交渉に備え、交渉力を高めるための戦略かもしれない」との見方を示した。

 

 北朝鮮による今回のメッセージが対南事業を担当する統一戦線部ではなく、外務省から出たことも「異例」との見方がでている。2回目の米朝首脳会談が決裂した影響で、朝鮮労働党統一戦線部は大々的な検閲と人的刷新が行われたと伝えられてきたが、今も本来の役割を果たせていないようだ。自由民主研究院のユ・ドンヨル院長は「統一戦線部の現状と関係があるかもしれない」とした上で「外務省局長が韓国向けのメッセージを発表したのは、北朝鮮が『通米封南』へと戦術を見直した可能性を示唆している」との見解を示した。

 

ユン・ヒョンジュン記者

【萬物相】金正恩氏弔花の永久保存

  • 2019.06.23 Sunday
  • 07:00

【萬物相】金正恩氏弔花の永久保存

【萬物相】金正恩氏弔花の永久保存

 

 2009年8月に執り行われた金大中(キム・デジュン)元大統領の葬儀に出席するため、北朝鮮から派遣された弔問団が金浦空港に到着した。空港の裏門から出た車列の先頭には1台の白いトラックが走っていた。車列が葬儀会場の国会に到着すると、北朝鮮弔問団はすぐには車から降りなかった。最初に先頭の白いトラックのドアが開き、そこから高さ2メートルの弔花が姿を現してから彼らは車から降りた。金正日(キム・ジョンイル)総書記(当時)から贈られた弔花だった。百合を主体に濃い紫の「金日成(キム・イルソン)花」と赤い「金正日花」がその中心にあった。

 

 葬儀会場に設置された金正日弔花は運搬中に崩れないよう警察が徹底して警備を行った。告別式の前日に金大中元大統領の私邸に運び込む極秘作戦も行われた。その際、事情を知らない告別式会場のボランティアたちからは「李明博(イ・ミョンバク)政権は金正日弔花を強奪した」などと抗議する声も上がった。

 

 この金正日弔花はそれから10年が過ぎた今も、ソウル市内の金大中図書館の倉庫に特殊な化学処理を施された状態で保存されているという。保存されている理由について金大中平和センターのある関係者は「北朝鮮から贈られたものなので、記念として保管したいという声があったので」と説明した。別の関係者は「南北関係を象徴するものでもあったから」と述べた。いわゆる「最高尊厳」から贈られた弔花を廃棄してしまうと、北朝鮮から激しい反発を受ける恐れがあったためという見方もある。2003年に大邱で開催された夏季ユニバーシアードの際には、金正日総書記の写真が印刷された横断幕が雨風にさらされ、これを目撃した北朝鮮の美女応援団がバスから降りて大騒ぎしたというエピソードもある

 

 今回、金大中元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)さんの葬儀に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から贈られた弔花は主に菊で作られていたという。弔花を受け取りに鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安全保障室長、徐虎(ソ・ホ)統一部次官、朴智元(パク・チウォン)金大中平和センター副理事長=民主平和党議員=など、複数の政府高官や国会議員が直接板門店の北朝鮮側にある統一閣に出向いた。板門店から葬儀会場まで弔花を運び込むため、高価な美術品の運搬に使用される無振動の特別なトラックが使用された。金正恩弔花も金正日弔花同様、特殊な処理が施され金大中図書館に永久保存される予定だという。弔花を板門店にまで運んできた北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部第1副部長に対し、朴議員は「金正日総書記の弔花を永久保存している」と伝えた上で、今回の弔花も永久保存されると説明したという。これに金与正氏は「感謝する」と述べたそうだ。

 

 通常なら葬儀が終わると弔花は廃棄される。リボンならともかく、弔花を高額な金をかけて永久保存するなど、他のどこかの国で行われているとか聞いたこともないし、写真でも撮影しておけば済むのではないか。北朝鮮の時代錯誤甚だしい偶像化に韓国が調子を合わせる必要などない。弔花を運ぶのに無振動トラックを使うこともどう考えても笑い話だ。常識外れの北朝鮮集団がこちらに倣うのではなく、こちらが彼らを倣っているのだから、世の中は完全に逆転しているようだ。

イ・ドンフン論説委員

 

北朝鮮、6・15宣言19周年…「南北宣言は統一の里程標」

  • 2019.06.17 Monday
  • 07:51

北朝鮮、6・15宣言19周年…「南北宣言は統一の里程標」

 

2019年06月16日11時25分
 

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

https://japanese.joins.com/article/479/254479.html?servcode=500&sectcode=510&cloc=jp|main|top_news
  北朝鮮は6・15南北共同宣言19周年になる15日、4・27板門店(パンムンジョム)宣言と9月平壌(ピョンヤン)共同宣言が6・15宣言を継承した平和繁栄の里程標だと評価した。

  6・15南北共同宣言は当時の金大中(キム・デジュン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が2000年6月13〜15日に平壌(ピョンヤン)で行った首脳会談を通じて出され、韓半島(朝鮮半島)の和解・協力と統一案などで構成された。

  朝鮮労働党機関紙の労働新聞はこの日、「祖国統一運動史に特記する不滅の功績」という記事を通じ、「南北首脳対面とわが民族同士の理念を核にする6・15共同宣言の採択は祖国統一運動史に特記する民族史的事変だった」と自評した。

  労働新聞は「今日わが民族の祖国統一偉業はまた1人の傑出した偉人で絶世の愛国者である敬愛する最高指導者金正恩(キム・ジョンウン)同志の卓越して洗練された導きの下で新たな転換期を迎えている。敬愛する元帥様の突出した政治実力により三千里領土の上には祖国統一運動史にかつてなかった輝かしい事変と奇跡が繰り広げられた」と言及した。

  その上で、「昨年採択された歴史的な板門店宣言と9月平壌共同宣言はわが民族同士が力を合わせ偉大な首領様の生涯の願いである祖国統一を必ず実現しようとする敬愛する元帥様の確固とした意志と非凡な領導が抱えてきた高貴な結実」と強調した。

  また、対南宣伝メディア「わが民族同士」は、「現実的で合理的な自主統一宣言」という論説で「6・15共同宣言と10・4宣言の継承である4・27宣言と9月平壌共同宣言は民族の総意が反映された平和繁栄と統一の里程標」と明らかにした。

  続けて「南北宣言は朝鮮半島全地域で戦争危険と敵対関係を根本的に終息させ、この地を恒久的で強固な平和地帯にするための現実的な平和宣言」と評した。

  続けて、「反統一勢力の妨害策動により朝鮮半島には緊張を緩和して南北関係改善の雰囲気を継続させるのか、そうでなければ破局に突き進んだ過去に戻るのかという厳しい情勢が作られている」として南北宣言の履行を促した。

  対外宣伝メディア「朝鮮の今日」もまた、「6・15時代を体験しながらわが民族は北と南の和解と団結、協力と交流、関係改善と自主統一が決して越えられない険しい山ではないということを固く確信した」として民族の団結を強調した。

  しかし北朝鮮メディアは文在寅(ムン・ジェイン)大統領が前日スウェーデン議会での演説で金正恩国務委員長に向け非核化対話に乗り出すことを促したことに対しては沈黙している。

 

 

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※ 6.15南北共同宣言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

6.15南北共同宣言(6.15なんぼくきょうどうせんげん、: 6·15 남북 공동선언)は、2000年6月13日から15日にかけて平壌で行われた南北首脳会談の結果、会談最終日の6月15日に合意文章として大韓民国(韓国)大統領金大中と、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)国防委員長金正日との間で締結された合意文章である。

概要

南北共同声明は、1972年7月4日に発表された南北共同声明1991年12月13日に締結された南北基本合意書と並び、朝鮮半島の南北対話に関する基本的合意文章で、南北共同宣言や南北基本合意書で合意した自主、平和、民族大団結といった祖国平和統一の原則を改めて確認し、統一案として韓国側の主張する連合制案と北朝鮮が主張する緩やかな連邦制案に共通点があるとし、その方向で統一を目指すこととした。

それから、南北間の大きな懸案である離散家族再開の実現、経済協力や社会・文化など様々な分野での交流を促進するなどといった内容についても合意がなされ、実際、2000年8月には離散家族再会が実現し、金剛山観光や開城工業団地事業など、南北の経済協力事業は紆余曲折がありながらも現在まで進められている。

 

南北共同宣言全文[1]

祖国の平和統一を念願する全同胞の崇高な意思により、大韓民国金大中大統領と朝鮮民主主義人民共和国金正日国防委員長は、2000年6月13日から15日までピョンヤンで歴史的に対面し、首脳会談を行なった。南北首脳は分断の歴史上初めて開かれた今回の対面と会談が、互いの理解を増進させて南北関係を発展させて、平和統一を実現するのに重大な意思を持つと評価し、次のように宣言する。

1.南と北は国の統一問題を、その主人である我が民族同士で互いに力を合わせ、自主的に解決していくことにした。

 

2.南と北は国の統一のため、南の連合制案と北側のゆるやかな段階での連邦制案が、互いに共通性があると認め、今後、この方向で統一を志向していくことにした。

 

3.南と北は今年の8・15に際して、離散家族、親戚の訪問団を交換し、非転向長期囚問題を解決するなど、人道的問題を早急に解決していくことにした。


4.南と北は経済協力を通じて、民族経済を均衡的に発展させ、社会、文化、体育、保険[2]、環境など諸般の分野での協力と交流を活性化させ、互いの信頼を高めていくことにした。

 

5.南と北は、以上のような合意事項を早急に実践に移すため、早い時期に当局間の対話を開始することにした。

金大中大統領は金正日国防委員長がソウルを早急に訪問するよう丁重に招請し、金正日国防委員長は今後、適切な時期にソウルを訪問することにした。

2000年6月15日

大韓民国大統領 金大中
朝鮮民主主義人民共和国国防委員長 金正日

 

 

李姫鎬さんの葬儀に北朝鮮から送られた弔花、半永久保存の見通し

  • 2019.06.16 Sunday
  • 18:57

 

李姫鎬さんの葬儀に北朝鮮から送られた弔花、半永久保存の見通し

 

2019年06月16日12時48分
 

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

comment
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https://japanese.joins.com/article/482/254482.html?servcode=500&sectcode=510&cloc=jp|main|top_news
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北朝鮮の金与正労働党第1副部長が12日に板門店北側地域の統一閣で青瓦台の鄭義溶国家安保室長(右から2人目)と民主平和党の朴智元議員に李姫鎬さんを哀悼して送った金正恩国務委員長の弔花を伝達している。(写真=統一部提供)
  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が李姫鎬(イ・ヒホ)さんの葬儀に際して送った弔花が特殊処理を経て半永久的に保存される予定だ。

  金大中(キム・デジュン)平和センター関係者は16日、聯合ニュースを通じ「弔花は現在延世(ヨンセ)大学金大中図書館内の収蔵庫に保管されている。会議を開いて生花を加工して保管するかなどを最終的に決める予定」と明らかにした。

  加工する方法のほかにも花輪のリボンだけを別に保管する方法なども議論されているという。

  12日に金委員長が送ったこの弔花は弔問日程が終わろうとしていた13日午後10時54分ごろに小さな台車に載せられ葬礼室の外に出てきた。弔花は金大中平和センターの車に載せられて約10分の距離にある金大中図書館に移された。

  2009年8月の金大中元大統領死去時に当時の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が哀悼の意を示して送ってきた弔花も現在金大中図書館に非公開で保管中だ。この弔花は原形を維持するため専門家による特殊処理を経て生花を加工したという。

  一般的に葬儀が終わると弔花は廃棄される。北朝鮮の最高指導者の弔花が特別管理されるのは南北関係の象徴性も大きいが北側が最高指導者の体面に鋭敏なためもあるという分析が出ている。

  2003年に大邱(テグ)で開かれたユニバーシアード大会で起きたいわゆる「北朝鮮応援団垂れ幕事件」が代表的だ。当時北朝鮮応援団と選手団が高速道路の料金所付近で金正日委員長の写真が印刷された垂れ幕が風雨にさらされたまま掲げられているのを見つけて「将軍様の写真をこんなところに置くことができるのか」として抗議する騒動が起きた。

  李姫鎬さんの葬儀委員会関係者はこの日通信社のニューシスに「金元大統領死去当時も金正日委員長が送った弔花から花が落ちたり毀損されれば北朝鮮が反発しかねないとの懸念があり、告別式前日に極秘裏に警察を動員して金大中図書館に移して保存している。今回もやはりそうした手順を経るだろう」と伝えた。

 

 

 

【随想】

属国の哀れさを感じさせる話だ。自主独立の尊厳はどこにもない。明治になって日本政府は朝鮮政府に向かって外交関係を締結するよう使者を送った。此の時に朝鮮政府は、「朝鮮国は清国第一等の属国である。属国ですらない日本が我が国と対等な関係を結ぼうというのか」と嘲った。独立国という存在を知らぬ無知者の哀れさを露呈した。その属国根性は150年経っても同じらしい。

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