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北朝鮮が開城に先端技術開発区建設へ、南北経済協力に見切りか
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    北朝鮮が開城に先端技術開発区建設へ、南北経済協力に見切りか

    OCTOBER 19, 2013 06:07     

    http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2013101936698
     
    先月に金剛(クムガン)山観光再開を巡る南北協議が流れ、南北離散家族再会の延期を機に、南北関係に緊張感が漂い始めている中、北朝鮮が18日、「外国との合作を通じた開城(ケソン)先端技術開発区建設計画」を発表した。北朝鮮は最近、新義州(シンウィジュ)、南浦(ナムポ)、海州(ヘジュ)など6つの経済特区と白頭(ペクトゥ)山、元山(ウォンサン)、七宝(チルボ)山の3つの観光特区を推進しているとされるが、開城に特区を建設する計画を公開したのは初めて。

    北朝鮮は最近、祖国平和統一委員会や国防委員会など各種機関と組織を動員し、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を名指しで非難するなど韓国への非難攻勢を強めながら、「韓国の助けは要らない」と言わんばかりの言動を見せてきた。10月末には開城工業団地の国際化に向けた南北合同の海外投資説明会を開催する予定だったが、北朝鮮は15日に「現時点では不適切」として潰した。そして、翌日に平壌(ピョンヤン)でカナダとマレーシアの経済専門家らを招いて独自の投資説明会を開いた。16日には、外国の企業と団体の特殊経済地帯進出をサポートするための「朝鮮経済開発協会」という組織を立ち上げたと発表した。

    このような北朝鮮の出方は、中国北京で予定されていた南北に中国を入れた3国経済協力会議が流れたことを関係がある、との見方が出ている。当初北朝鮮は、14日と15日に会議に参加し、「東北アジア地区経済成長」に関する計画を発表する予定だったが、韓国政府が韓国の経済団体の参加を許可せず、会議そのものが潰れた。

    キム・ギュチョル南北経済協力研究所長は、「北朝鮮が現代峨山(ヒョンデアサン)に与えた金剛山観光の独占権を撤回したように、開城工業団地を巡る南北合意も第1段階で修了したと主張する可能性がある」と話した。南北は、開城工業団地を第3段階まで計6612万屐複横娃娃伊坪)を開発することで合意したが、第1段階の330万屐複隠娃伊坪)だけを開発した後、第2段階事業は2007年に測量だけをして着工できずにいる。

    だが、北朝鮮の狙い通り、開城に海外の先端企業を誘致できるかは未知数だ。北朝鮮は現在、開城工業団地の企業にも3通(通行・通関・通信)を完全には認めていない。9月末に、あるドイツ企業は合弁投資のために同工業団地の実地調査まで行ったが、インターネットの利用さえも困難な状況下では進出は無理との結論を暫定的に下した。

    また、先端産業に使われる装備や物品は戦略物資に転用される可能性がある「二重用途」品目が大半であるため、制裁を受けている北朝鮮に持ち込むのが基本的に禁じられている。同団地進出企業の関係者は、「開城工業団地が今の姿を整えるまで、韓国政府から道路、電気、水道などのインフラ整備で特恵を近い形で支援を受けた」とし、「北朝鮮が外国企業に同じような恩恵を与えるのは、簡単なことではない」と話した。韓国政府関係者も「繊維産業さえもまともにできていない北朝鮮に先端産業を運用する能力があるだろうか。北朝鮮の真意を見極めたい」と話した。
    | NNL | 韓国と北朝鮮との関係 | 18:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    ビラ散布:南北が警戒態勢
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      http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/23/2012102300561.html

      ビラ散布:南北が警戒態勢

       22日、脱北者団体が北朝鮮に向けビラを飛ばそうとした動きは警察の制止により中止されたが、韓国軍当局はこの日、最高レベルの警戒態勢を終日維持した。

       一方、臨津閣(京畿道坡州市)などを攻撃できる北朝鮮の西部戦線の砲兵部隊もまた、この日午後まで戦闘に備える態勢を取り続けたという。

        韓国軍の消息筋はこの日「北朝鮮軍の最前線の砲兵部隊が、きのうからきょうの午後にかけて、自走砲やけん引式曲射砲を射撃陣地に配備し、また夜遅くまで兵 力を撤収させないなど、戦闘に備えた態勢を取り続けた。北朝鮮軍の状況の変化に対応できる警戒態勢を今後も維持していく」と語った。北朝鮮軍の最前線の師 団級部隊には122ミリ、152ミリ自走砲やけん引式曲射砲、122ミリ曲射砲(多連装ロケット砲)などが配備されている。

       一方、別の消息筋は「(北朝鮮の)洞窟内の陣地に配備されている170ミリ自走砲や240ミリ曲射砲は外に出さなかったと把握している」と語った。

        このため、韓国陸軍の砲兵部隊の戦力は、即時の対応射撃が可能な体制を維持する一方、空軍のF15Kなど最新鋭戦闘機も緊急出動できる態勢を整えた。臨津 閣の周辺地域を担当する陸軍の軍団などは、K9自走砲(射程距離40キロ)や多連装ロケット砲(MLRS)を、緊急の対応が可能な戦力として投入した。

      ユ・ヨンウォン記者
      | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 19:59 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
      ビラ散布:韓国政府が阻止
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         http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/23/2012102300564.html



        ビラ散布:韓国政府が阻止

        「住民との衝突を懸念」

         脱北者団体の連合体「北韓(北朝鮮)民主化推進連合会」(北民連)が22日、南北の軍事境界線に近い京畿道坡州市の臨津閣で予定して いた、北朝鮮の体制を批判するビラの散布が、警察の臨津閣立ち入り規制により白紙化した。韓国政府が脱北者団体のビラ散布を物理的に阻止したのは、今回が 初めてとなる。

         大統領府(青瓦台)の高官は同日、ビラ散布を阻止した背景について「今回は脱北者団体が以前に比べ公然と散 布を予告した。(散布を阻止するため)坡州市の市議会議員や里長たちが車で駆け付けるほど、住民の反発が大きかった」と説明した。また、北朝鮮がビラ散布 に反発し、武力行使に踏み切る可能性を排除し切れないとした。

         これに先立ち、北朝鮮の朝鮮人民軍西部前線司令部は19日、脱北者団体のビラ散布計画に対し「臨津閣に打撃を加える」と警告。韓国国防部(省に相当)の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は「挑発の拠点を撃滅する」としていた。

          北民連の関係者は「ビラの散布による団体と住民の衝突は、これまで一度や二度ではなかった」とし、同日の散布阻止は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第 1書記の顔色をうかがったためだと批判した。専門家たちは「北朝鮮の威嚇を受けて民間団体のビラ散布をやめさせたのは、悪い前例になり得る」と指摘してい る。

         一方、北民連の所属団体「自由北韓放送」は、警察の阻止を受け仁川市江華郡に場所を移し、同日午後6時ごろ江華歴史博物館前からビラ12万枚を風船にくくりつけて飛ばした。

        アン・ヨンヒョン記者
        | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 19:56 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
        ビラ散布:韓国政府が阻止した理由
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          ビラ散布:韓国政府が阻止した理由

           韓国の軍、警察が22日、脱北者団体による北朝鮮批判ビラ飛ばしを阻止したのは、韓国大統領府(青瓦台)の決定に従ったものだったこ とが分かった。同日未明まで、警察、軍、統一部(省に相当)などは、ビラ飛ばしが予定されていた軍事境界線近くの臨津閣付近への民間人立ち入り制限の事実 を知らされていなかった。統一部は担当局長を現地に派遣していたほどだ。しかし、大統領府から午前8時ごろにビラ飛ばし阻止の決定が下され、警察は午前8 時40分から臨津閣につながる道路を封鎖した。

           大統領府は今回の措置について、▲地元住民の反発が強く、韓国内部での対立が懸念されたこと▲北朝鮮軍が実際に挑発してくる可能性が否定できなかったこと▲大統領選を控え、北朝鮮に挑発の口実を与える必要はないと判断したこと―を理由に挙げた。

          ■住民の反発

            大統領府と警察によると、臨津閣周辺の住民による反発はこれまでになく強かったという。ビラ飛ばしが原因で、北朝鮮がどんな形式であれ挑発に及んだ場合、 生計に大きな打撃を受けかねないとの理由からだ。大統領府の関係者は同日「臨津閣(周辺の)住民と脱北者団体の衝突が懸念されるという警察の報告があった ため、住民と団体を隔離するよう指示した。雨が降る中、人命に関わる事故が起きかねないことから、(警察に)徹底した準備を求めた」と説明した。また、北 朝鮮側がビラ飛ばし行為を攻撃するとメディアを通じ脅したの前後して、北朝鮮の前線の砲兵部隊が自走砲やけん引砲を射撃位置に配備するなど不審な動きが見 られたという。北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)体制が発足後、「軍事的打撃」に具体的に言及したのは今回が初めてだ。

           韓国政府の高官は「ビラをひそかに飛ばす団体も多い。今回の脱北者団体のようにショーを行い、ビラを飛ばすことは結局、韓国内部での対立を高めようという北朝鮮の術中にはまることになる」と指摘した。

           これまで韓国政府はビラ飛ばしの時間と場所を公表し、注目を集めようとする脱北者団体と対立してきた。安全保障当局者は「大統領選を2カ月後に控え、大統領府は万一にも不必要な南北間の緊張状態が生じてはならないという政治的判断を下したようだ」と語った。


          ■延坪島のトラウマか

           韓国政府周辺からは「2010年11月の北朝鮮による延坪島砲撃以降、北朝鮮の脅しに対する韓 国政府の対応が変わった」との声が漏れた。韓国政府が哨戒艦「天安」爆沈事件(10年3月)への対抗措置として公言した対北朝鮮心理戦の再開方針も、延坪 島砲撃後は「なかったこと」にされた。今回ビラ飛ばしを阻止したのも「『延坪島のトラウマ』の延長線上にあるのではないか」(国策シンクタンク研究員)と の分析が聞かれる。

           韓国政府筋は「北朝鮮は2年前の延坪島砲撃に先立ち『拡声器を狙った攻撃』『ビラへの物理的攻撃』など という脅迫を行っていた。しかし、当時は北朝鮮が南側に砲弾を撃ち込むとは考えていなかった」と振り返った。延坪島への砲撃は、北朝鮮が停戦協定を締結 後、韓国領の地域を砲撃した初のケースだった。

           韓国軍当局は昨年12月、金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去後、キリ スト教団体などが要請していた山上でのクリスマスツリー点灯も認めなかった。当時北朝鮮は「(ツリー点灯で)予期しない結果を招いた場合、(韓国側が)全 面的に責任を負うことになる」と脅していた。

           北朝鮮は今年、韓国政府を非難するビラを2回飛ばした。乙支フリーダム・ガー ディアン演習を控えた今年7月に続き、先月には韓国軍の北朝鮮追従勢力に対する教育を非難するビラを南側に飛ばした。一方、韓国軍による北朝鮮へのビラ飛 ばしは2000年6月の南北首脳会談以降、中止されている。

           韓国政府の当局者は「北朝鮮へのビラ飛ばしを引き続き阻止する わけではない」と述べた。ただし、大統領選を控え、脱北者と保守団体がビラ飛ばしの時間、場所を公表し、北朝鮮がそれに対する攻撃を公言する状況が繰り返 される場合、韓国政府は対応に苦慮することが予想される。


          チョン・ヒョンソク記者


          ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ

          ※管理者 韓国の指導者も日本政府と同じ腑抜けが多いようだ。

          日本は将来韓国が北朝鮮にやられると考えた対応をとらねばならない。


          | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 19:34 | comments(0) | trackbacks(3) | - | - |
          外務省職員が自殺か 北朝鮮関連情報めぐり外務省が事情聴取?
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            http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120625/crm12062515420017-n1.htm
             


            外務省職員が自殺か

             北朝鮮関連情報めぐり外務省が事情聴取?


            2012.6.25 15:37
            外交

             外務省の第2国際情報官室の男性職員(47)が今月20日、千葉県茂原市内で死亡していたことが25日、同省や千葉県警などへの取材で分かった。同県警によると、自殺の可能性があるという。

             政府関係者によると、職員は新聞で報道された中国の北朝鮮への軍事車両輸出に関する情報の取り扱いをめぐり、外務省から事情聴取されていたとみられる。

             外務省によると、職員は今年4月、海上保安庁から同省に出向していた。外務省は「勤務態度に問題はなかった。そのほかのことについては、プライバシーの問題があるのでコメントできない」などと説明している。

            | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            平成20年の記事から 北の女スパイ全貌(6完)
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              【衝撃事件の核心・特別版】

              北の女スパイ全貌(6完)

               日本潜入3回、韓国帰国後に即逮捕


              2008.9.23 11:49
              (1/4ページ)
              北朝鮮の女スパイ、元正花被告のアルバム写真(ロイター)

              北朝鮮の女スパイ、元正花被告のアルバム写真(ロイター)

               脱北者を装い韓国でスパイ活動をしていた北朝鮮国家安全保衛部(秘密警察)の女工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)被告(34)は、韓国当局に国家保安法違反容疑で逮捕される前日まで日本に滞在していた。指令は「北朝鮮の重要情報を持ち去った日本在住の脱北者を探せ」。捜査の手が迫っていることにウォン被告はまったく気づいていなかった。凄絶な一連のスパイ活動はあっけく幕を閉じた。

               

              安保講演52回、将校らの名刺を収集

               ウォン被告は2006年9月初句、脱北者たちが韓国の軍部隊を回りながら将兵を対象に、北朝鮮についての話をする「安保講演」を始める準備に着手した。目的は、部隊の指揮官の人定調査と軍事機密を収集すること。

               自宅のパソコンを使い、インターネットで北朝鮮離脱住民後援会のサイトに接続し、電話番号を確認した。その後、後援会の事務所を訪ねた。

               ウォン被告は後援会の会長に懇願した。

               「私は中国で男と誤った出会いをし、その男が妊娠させて逃げて行ったので、捕まえるために韓国に来ました。やっていた事業もつぶれて米を買って食べるお金もありません。生活が苦しいので助けてほしいのです」

               北朝鮮ではどんな仕事をしていたのかたずねる会長に、ウォン被告は「价川で教化所の教導官として勤務していました」と答えた。北朝鮮側が描いたストーリー通りに話を進めたのである。

               「それなら、軍部隊の講義に回ってみなさい」

               会長はそう言うと、韓国の情報機関、国家情報院の情報部員に電話をし、ウォン被告の安保講演を依頼した。

               その後、ウォン被告は軍部隊の安保講演の講師として選定された。06年9月下旬ごろ、携帯電話で中国にいる保衛部の幹部要員に電話し、「安保講演の講師に選ばれました。一生懸命任務遂行できるよう頑張ります」と報告した。

               ウォン被告は06年11月28日から07年5月30日ごろにかけて、安保講演をしながら、陸軍の戦車大隊や、複数の砲兵大隊、複数の連隊、整備大隊、軍犬訓練所、補充部隊、連隊水索中隊、航空作戦司令部航空大隊などの所在地を確認。複数の中佐や少佐の名刺を収集した。



               ウォン被告が行った安保講演活動は全部で52回。軍事機密収集や軍指揮官の身上把握、軍将兵の敵対感弱化に努めるとともに、北朝鮮軍の優越性を宣伝したこともあった。

               

              暗号は「たこの2番目の件」

               ウォン被告は、中国にある保衛部の拠点と連絡を取る際、事前に「暗号」を使うという取り決めをしていた。報古する軍将校の名刺や軍部隊の位置などは「たこ2番目の件」として話をすることになっていた。

               ウォン被告は07年5月末ごろ、中国にいる幹部要員に電話をかけた。

               「『たこ2番目の件』はどうしますか?」

               幹部要員は「『たこ2番目』は、スポーツ刈りで図休が大きな人がくるだろう。その人に渡せ」と指示した。

               その言葉通り、07年6月12日ごろ、韓国のウォン被告の家に、スポーツ刈りで図体が大きな30代半ば男(身長約180センチ)がたずねてきた。ウォン被告はその間収集した軍将校らの名刺約70枚、部隊の位置やその場所に行く方法を書いた紙、メモなどを黄土色の大きな封筒に入れて男に渡した。

               大胆にも韓国内で北の工作機関関係者が直接、接触していたのだった。

               

              日本潜入指令…情報持ち出した脱北者探せ

               ウォン被告は日本でも工作活動を行おうとしていた。

               ときはさかのぼり、06年12月末。中国にいる幹部要員から「立ち寄れ」と指示されたウォン被告は瀋陽に入った。

               北朝鮮タンドン貿易代表部で、幹部要員から日本潜入の指令を受ける。

               「(北朝鮮の)咸鏡北道金策市に住んでいた金○○という女がいる。年は50代前半だ。その女が北朝鮮の重要な情報を抜き取り出して日本に行った。お前が日本に行ってこの女がどこに住んでいるのか把握しろ。韓国の女たちが日本に嫁に行くと、主に仙台などに集まって暮らす。だから、仙台の方に一度行って、金○○がいるか調べろ」


               幹部要員は、朝総連(在日本朝鮮人総連合会)の「黄」と「李」という男らの日本の電話番号をウォン被告に渡した。「彼らに連絡して助けを受けろ。日本に行って彼らに会ったら、私に直接電話を繋いでくれ」と指示し、工作資金5000ドルを渡した。

               それを受け取ると、ウォン被告は韓国に戻っていった。

               

              探査対象の脱北女性は仙台に

               日本潜入の指令を遂行するため、ウォン被告は07年6月13日ごろ、仁川国際空港から大韓航空機(KAL)を利用して、成田空港に到着した。大阪に居住する朝総連の「李」に連絡した。

               「日本に到着しました。大阪にいってまた電話します」

               ウォン被告はそういって電話を切ったが、再び電話してもつながらなくなってしまった。

               結局、6月18日まで宮城県川崎町にいる仲介人の家に身を置いた。仲介人の車に乗って、仙台方面に向かい、日本人と結婚した韓国人女性たちの家を回りながら、「知り合いのお姉さんだが、北朝鮮の人で金○○といいます。その人がどこに住んでいるか知っていますか?」と尋ねて回った。

               だが、知っている人はひとりもおらず、一旦韓国に戻った。

               ウォン被告は韓国から中国にいる保衛部の幹部要員に電話をかけ、「金○○を捜しに日本に行きましたが、捜せませんでした。再び日本に行くつもりです」と報告。幹部要員は「分かった。忙しい。今、話をすることができない」と言って電話を切ってしまった。

               ウォン被告はその年の8月にも金○○の居所を把握しようと仙台に行ったが、失敗している。

               そして、08年5月8日、三度目の日本潜入を実行した。また大阪の「李」に連絡して、「ウォン・ジョンファです。日本に来ました。大阪に行くこともできます。これから行きますから、待機していらしてください」と話した。

               ところが、「李」にはまたしても会うことができなかった。



               関係者などの協力を得て、引き続き金○○の居場所を捜していたところ、仙台で、「金○○を知っている」という女性と会った。ただ、そのときに、ウォン被告が直接、金○○に会うことはできず、仕方なく韓国の自宅や携帯電話の番号を女性に渡し、連絡してもらえるよう手配して、7月中旬に韓国に戻った。

               《ウォン被告の起訴状には、その後、金○○とコンタクトできたかなどについては一切触れられていない。また、金○○が北朝鮮のどんな情報を持ち出したかも記されていない》

               

              ダブルミッション…あっけない幕切れ

               なぜ、ウォン被告が、金○○の所在確認を中途半端に切り上げたのは定かではないが、実は日本滞在中に、別のミッションも受けていたのだ。

               中国にいる保衛部の幹部要員から、ウォン被告は、韓国で暮らす脱北者の身元照会を命じられた。ウォン被告は5月13日ごろ、日本から韓国の軍人、黄○○大尉に電話して、「次の安保講演の講師は誰なのか確認して、教えてほしいの」と依頼した。

               《ウォン被告は黄大尉と、06年11月の第○○師団○○連隊○○大隊の安保講演に行って知り合った。その後も接触し、07年3月中旬に性的関係を持って抱き込んだ相手だった》

               黄大尉からの折り返しの電話で、講師は、チョン・○○とユ・○○と分かった。「チョン」は身辺保護対象となっており、北朝鮮では外貨稼ぎをしていた。「ユ」は○○連隊でも講義をしたことがあるという情報をつかんだ。

               ウォン被告は日本滞在中の6月初旬、把握した「チョン」と「ユ」の人定情報を中国の北朝鮮タンドン貿易代表部にいる幹部要員にに電話して報告した。

               フィナーレは近づいていた。

               7月14日に日本を発ち韓国に戻ったウォン被告は、翌15日、韓国当局に国家保安法違反容疑で逮捕されたのだった。


              | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 08:41 | comments(0) | trackbacks(6) | - | - |
              平成20年の記事から 北の女スパイ全貌(5)
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                http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/crm11012800400019-n1.htm


                【衝撃事件の核心・特別版】

                北の女スパイ全貌(5)

                  ベッド、媚薬、ウソ重ね

                      …大物亡命者の行方追った

                 
                2008.9.21 11:43 (1/5ページ)

                証拠品のアルバムの中にあったドレスを着た北朝鮮の女スパイ、元正花被告の写真(ロイター)

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                証拠品のアルバムの中にあったドレスを着た北朝鮮の女スパイ、元正花被告の写真(ロイター)

                 脱北者に成りすまし、韓国内でスパイ活動を続けた北朝鮮国家安全保衛部(秘密警察)所属の女工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)被告(34)。北朝鮮からの指令はどんどんエスカレートしていった。その中でも、韓国で北朝鮮の“闇”を暴露し続ける亡命高官や脱北者の所在確認が至上命題。ウォン被告はあの手この手を使って指令を遂行しようとするのだが…。

                 

                交際の少佐に媚薬飲ませ

                 ウォン被告は2006年3月、中国にある保衛部の拠点から提供を受けた工作資金1万ドルと、北朝鮮の薬品である天宮白花6箱、安宮牛黄丸4箱、血宮不老錠2箱を持って、京畿道にある交際相手の少佐の家を訪問した。

                 「私は脱北者なのに、沢山のお金を保管していると、脱北者定着金がもらえないから、お金(1万ドル)を保管して」

                 ウォン被告は少佐にこうもちかけ、1万ドルを保管させた。さらに、北朝鮮の“媚薬”を飲むように勧めた。

                 ウォン被告はそのまま少佐とベッドをともにし、翌朝、少佐が出勤すると、軍事機密を取得しようと、部屋の中やパソコン、鞄などを調べたが、資料は発見できなかった。

                 06年4月13日ごろ、ウォン被告は、中国・瀋陽に出国。翌14日に北朝鮮タンドン貿易代表部の事務室に行き、保衛部の幹部要員からさらに北朝鮮の薬品5〜6ボックスを受け取った。その後、車で大連に行き、対北貿易の事業家である韓国人男性に、薬品をウォン被告の韓国内の自宅に配達してくれと依頼した。

                 ウォン被告はその日の夜、瀋陽のホテルで、幹部要員と性的関係を結んだ。

                 「軍事機密を捜すために、彼(少佐)の鞄やパソコン、部屋を細かく調べましたが、見つかりませんでした」



                 浮かない顔の幹部要員に、ウォン被告は少佐が勤務する師団の部隊位置や敞所位置、塀など、軍部隊の位置略図を手渡した。

                 「引き続き少佐を抱き込むことに努めろ」

                 幹部要員はそう言い放った。

                 その言葉を胸に、ウォン被告は韓国に戻った。

                 

                「裏切り者は火をつけて殺さねば」

                 ウォン被告は06年5月初旬、中国にいる保衛部の幹部要員から「重要なことを伝えるので、中国に来い」と言われ、再び出国した。5月16日、中国・タンドンの「鴨緑江ホテル」で幹部要員と接触した。

                 「(脱北者の)金○○という奴がブッシュと会った。この野郎は、祖国を裏切り韓国に行って、祖国を売って歩いている奴だ。(韓国に亡命した)黄長●(=火へんに華)(元朝鮮労働党書記)や金○○のような奴は、火をつけて殺さなければならない。お前は、韓国に行って黄長●(=火へんに華)と金○○の居所を把握しろ。そして、韓国内にいる非転向長期囚(韓国で摘発されたが、帰順することを拒み囚人となった北朝鮮工作員ら)の居所と生活を把握しろ」

                 新たな指令だった。

                 ウォン被告は06年5月25日ごろ、韓国に戻った。その後、黄元書記の動静を確認するため、インターネット検索を行っていたところ、黄氏が脱北者同志会名誉会長として活動しているという事実を確認した。脱北者同志会のホームページで事務所の電話番号を把握した後、電話し、脱北者同志会副会長に「私も脱北者なのですが、会長さんにどうしてもお会いしたい用事があるのです」と言い、ソウル市江南区の麻浦カルビ食堂で、面会することを約束した。


                色仕掛けで情報収集図るも…

                 06年6月、麻浦カルビ食堂で、副会長らと会ったウォン被告はこう切り出した。


                 「私の姉が、日本の朝総連(在日本朝鮮人総連合会)にいるが、私が脱北したことによってどんな被害を受けるか気になります。実は、うちの家庭は、北朝鮮の高位幹部の姻戚に当たるのです。黄氏に会わせてください」

                 副会長は「そういう依頼を聞き入れることはできない。黄氏を殺すと言って爆弾を置いて行った事件があり、警護員が常に保護しているそうだ。私も住所を知ることができない」と答えた。その場で黄氏の居所を把握することはできなかった。

                 ウォン被告は韓国の情報機関、国家情報院にもさぐりを入れた。親しくしていた情報部員とソウル市内のホテルで会い、一夜をともにした。情報部員に車で送ってもらう途中、何気ない仕草で切り出した。

                 「黄長●(=火へんに華)氏って、今どこにいるの? あなた知ってる?」

                 情報部員は「黄氏について、なぜ知りたがる? 黄氏の居所は私も知らないし、誰も知らない」と言い捨てた。ここでも黄氏の所在確認は失敗した。

                 06年8月ごろには、脱北者後援会のチーム長を訪ね、「食べて暮らすことがしんどい(生活が苦しい)」と言いながら、「黄長●(=火へんに華)氏と会えば、助けを受けることができるかもしれない。どうすれば、会えるのですか?」とたずねた。チーム長は「黄氏とどうやって会うかって? 会うことなんかできないよ」とつれない返事。居所は依然として、把握できなかった。

                 

                非転向長期囚の情報、北に

                 ウォン被告は06年夏、非転向長期囚の居所を把握するために、自宅のパソコンで、支援団体の電話番号を確認し、電話をかけて位置を把握。地下鉄を使ってソウル駅まで行き、支援団体の事務所を訪問した。

                 ウォン被告は支援団体の女性職員に「私は非転向長期囚を助けたい。現在生存している非転向長期囚が何人で、その人たちの居所を教えて貰うことはできますか?」と聞いた。女性職員は「天主教で管理している施設があります。ソウル市○○です。長期囚は現在全部で11人ですが、1人は少し前に死亡しました」と教えてくれた。

                 ウォン被告は入手した非転向長期囚を保護している施設の電話番号を、中国にある北朝鮮国家安全保衛部の拠点にファクスで送った。

                 一方、黄氏とともに「居場所を探せ」と指示されていた脱北者の金○○氏についても、インターネット検索などで所在を調べようとしたが、確認できなかった。

                 

                「南に染まったのか!」

                 ウォン被告は再び中国に呼び出された。06年8月1日、瀋陽空港に到着した後、北朝鮮タンドン貿易代表部に行き、幹部要員と面会し、「黄長●(=火へんに華)と金○○の居所を捜そうとしましたが、失敗しました。黄は警護員十数人が24時間守っています。非転向長期囚たちはソウルに集まっています。11人いたところ、1人は最近死んだそうです」と報告した。

                 幹部要員は「非転向長期囚たちが住んでいる所に行ってみなかったのか?」と追及。ウォン被告は「(資金源獲得のために商売している)冷凍たこの質が良くないという問題があって、あっちこっち飛び回っていて行けなかった」と言い訳した。

                 「南朝鮮に染まったのか? 気が緩んでいる。同志は訓練を受けた人間だろ? 訓練を受けたのならずる賢くやらなければ」

                 幹部要員の叱責が飛ぶ。引き続き、「韓国に再び入っていったら、黄と金○○の居所をさらに調べろ」と指示された。

                 さらに指令が重ねられた。





                「わが人民武力省の気性を見せてやれ!」

                 「安保講演をしろ。安保講演をしながら合法的に軍の部隊を回ることができる。それで、行き先の部隊の位置や特性、指揮官の階級、氏名、電話番号(携帯電話)などを把握して報告しろ」

                 「安保講演って何ですか?」とウォン被告。

                 幹部要員は細かく説明した。

                 「脱北者たちが軍部隊を回りながら将兵を対象に、北朝鮮についての話をしてやることだ。韓国の軍部隊で、北朝鮮に対する敵対感を植え付けるために、そんなことをやる。お前はそれを利用すればよい。安保講演をしに部隊を回れば、自然に軍部隊の位置を知ることができる。指揮官たちにも会うことが出来る。アリラン祝典のCD2番を聞かせろ。わが人民武力省の気性を見せてやれ! そして、安保講演をやりながら部隊を回っている脱北者出身の安保講師たちの人定事項や電話番号を教えてくれ。そうすれば、我々がうまく措置をする。『我が人民軍隊の歌を歌おう』はCDを韓国にいる非転向長期囚たちに持って行ってやれ。将軍様(金正日総書記)におかれては、我が戦士たちの心配を沢山している」

                 幹部要員はさらに「安保講演の多くは、主に軍部隊出身者たちがやっている。特殊部隊のことは絶対に話してはいけない。お前は教化所に2年ほどいたので、教化所の教導官として勤務したと言え」と軍部隊講演についての要領も教えた。

                 ウォン被告は韓国に戻り、時間があるときに、北朝鮮の歌謡CDを聴きながら、祖国に対する郷愁をそそり、固い意思を固めるための思想武装に集中した。

                 06年8月、ウォン被告は自宅で「将軍様の家族」という題の北朝鮮歌謡CDを聞いた。祖国に対する忠誠を表わさなければならないと決意し、「将軍様」を恋しがる感情を自筆で作成した。

                 《…民族の運命 一つの体に抱いた その懐のなかに あなたと私 ああ 一つの家の家族 将軍様の家族》




                | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 08:21 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
                平成20年の記事から 北の女スパイ全貌(4)
                0
                   http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/crm11012800400020-n1.htm


                  【衝撃事件の核心・特別版】

                  北の女スパイ全貌(4)

                   「結婚情報サービス」で軍人抱き込む


                  2008.9.20 11:27
                  (1/5ページ)
                  腕を組んだ北朝鮮の女スパイ、元正花被告のアルバム写真(ロイター)

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                  腕を組んだ北朝鮮の女スパイ、元正花被告のアルバム写真(ロイター)

                   「すいません。どうしてもできません−」。香港にいる韓国の情報部員の暗殺に失敗した北朝鮮国家安全保衛部(秘密警察)所属の女工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)被告(34)。その彼女のもとには新たな指令が次々と下ってきた。別の情報部員の暗殺、情報機関の所在地確認、脱北者情報の把握、そして色仕掛けでの軍人の抱き込み…。韓国検察当局の起訴状は、ウォン被告が指令に従い、韓国でアクティブ・メジャーズ(積極工作)を大胆に実行していく姿を描き出している。

                   

                  暗殺失敗し叱責(しっせき)受ける…「今回は失敗するな」

                   脱北者を装い韓国に定住するようになったウォン被告はたびたび中国に行き、北朝鮮の国家安全保衛部からの指示を受けていた。

                   ウォン被告は2004年5月、中国・延吉にいる弟から、母が北朝鮮から延吉に来るということを聞いた。そのことを当時付き合っていた韓国の情報機関、国家情報院の情報部員に話すと、「北朝鮮の旅券の写真を撮影してほしい」と頼まれた。

                   二重スパイ…。

                   ウォン被告は5月19日、仁川国際空港から中国国際航空便を利用して、中国・延吉空港に到着。母と会い、言われた通り、北朝鮮旅券を写真撮影して、数日後に韓国に戻り、情報部員に手渡した。

                   情報部員の要求はエスカレートしていく。

                   「北朝鮮に関連した情報を入手してくれ」

                   7月4日ごろ、ソウル市内のコーヒーショップで情報部員から、そう言われたウォン被告はこのことを中国にいる保衛部の幹部要員に報告した。

                   「至急、こちらへ来い」

                   指令を受けたウォン被告は8月、中国・瀋陽の北朝鮮領事館1階事務室で、保衛部の幹部要員と会った。

                   ウォン被告はのっけから叱責された。以前、幹部要員から指示された別の情報部員の暗殺失敗をなじられたのだった。

                   《ウォン被告は04年1月、香港に滞在中の情報部員を殺害する指令を受け、3日間ホテルで一緒に過ごしたが、「情」がわき、殺害を断念した経緯がある。幹部要員との面会はそれ以来だ》


                   ひるんだウォン被告は別の報告で話をそらそうとした。

                   「国情院職員の○○と××が、祖国に関連した情報を要求しています。○○は30代半ばで、××は50代半ばです。これが、××が調べてくれと言って私に渡したメモです」

                   メモを見た幹部要員は怒りに震えた。

                   「これは何だ! この野郎たち、死のうと気が狂ったな」

                   領事館を出たウォン被告は、幹部要員と一緒にホテルに行き、毒針(針の長さ3〜4センチ、針発射バネ、発射装置を含む)を受け取った。

                   「国情院の情報部員を殺害しろ。今回は失敗するな」

                   そう指示されたウォン被告は工作資金として3000ドルを受け取り、韓国に戻った。

                   

                  韓国情報部員の拉致試みるも失敗

                   毒針を所持したまま、情報部員を殺害する方法を模索したが、方法を見つけられず、「作戦」を実行する勇気も出なかった。結局、毒針をゴミ袋に入れて捨てて、殺害の試みを放棄した。

                   05年3月、再び幹部要員から中国へ入ってこいといわれ、中国・延吉へ。幹部要員に会う前にウォン被告は、継父(63)=国家保安法違反容疑で一緒に摘発=の家に行った。

                   継父は、ウォン被告がかつて香港で暗殺に失敗した国情院の情報部員が、延吉に来ていることを、ウォン被告に伝えた。

                   「やつは今、白山ホテルにいる」

                   それを聞いたウォン被告は3月19日夕、延吉の柳京ホテルで幹部要員と会い、白山ホテルに情報部員がいることを告げた。ウォン被告はその日のうちに、幹部要員が呼んだ男2人と共謀し、情報部員を拉致するために、白山ホテルに行ったが、情報部員はいなかった。

                   それとは別に、韓国で情報部員の殺害に失敗したことも報告すると、幹部要員は激怒し、別の指令を出した。



                   「国情院、ハナ院(脱北者が韓国社会に順応するための準備をする施設)、テソン公社の位置を把握して報告しろ。軍の将校を抱き込み、軍事機密を取ってこい。中国に誘い出してこい」

                   さらに工作資金8000ドルを受け取り、韓国に戻った。

                   

                  軍人抱き込むために結婚…情報会社に登録

                   ウォン被告は05年7月30日ごろ、「自分の家で韓国軍の将校を抱き込み、軍事機密を探知収集しろ」という幹部要員の指令を遂行するために、自宅のパソコンを使って、結婚情報会社のホームページにアクセスした。

                   会員申請書の結婚希望相手の欄には「軍人」と「警察関係者」と打ち込み、会員登録した。加人費は298万ウォン(約30万円)。

                   1カ月ほどすると、結婚情報会社のマネジャーから、結婚相手について追加確認の電話がかかってきた。希望相手として、軍人だけ紹介してくれと頼んだ。

                   9月23日ごろ、結婚情報会社から、陸軍某師団の人事処の将校として勤務する少佐を紹介された。さっそく、ウォン被告は群浦市金井駅4番出口近くにある喫茶店「オリーブ」で少佐と会った。「脱北者として韓国に来てから4、5年になります。北朝鮮では教導官の生活をし、軍人の生活をよく理解しています。今はチョンソン貿易の代表として中国にいる養父を通じ、北朝鮮の海産物を輸入販売しています」と自己紹介した。

                   「あなたは、どこで勤務しているのですか?」

                   ウォン被告の質問に少佐は「江原道にある師団で勤務している。来週、別の部隊に異動する予定です。時間をかけて付き合ってみましょう」と答えた。

                   

                  軍人に色仕掛け…「一杯ごちそうして」

                   05年10月初旬、ウォン被告は、異動先の部隊の近所で再び少佐に会った。少佐の乗用車でドライブした後、こうささやいた。

                   「部屋はここから遠いの? 近くにあるならお茶でも一杯ごちそうになりたい」


                   2人はそのまま陸軍師団のアパートに行き、性的関係を結んだ。

                   抱き込み工作の土台はできた。

                   ウォン被告は、その他の工作にも積極的に動いた。

                   05年12月末ごろ、ハナ院に直接行き、位置を確認し、建物の前にある全景図を見て、メモしながら、絵も描いた。

                   《ハナ院の位置は国家機密だが、自分もそこで生活準備を受けた経験があり、所在を捜すのに、そう手間はかからなかった》

                   06年1月ごろには、ソウルにあるテソン公社を訪ね、向かいのアパート側の略図、位置などをメモし、最寄りの鉄道の駅からタクシーに乗って、国情院まで行きながら、時間を計った。

                   「所要時間は15分」

                   それを確認した。

                   ウォン被告は05年4月ごろから12月ごろまで、ハナ院で一緒に生活準備を受けた脱北者の同期5人の家にも行きながら、連絡先と住所を記録した。その過程で同期の脱北者の1人が中国に行って、北朝鮮に連れ戻されたということを聞いた。

                   一方、少佐の抱き込み工作は“佳境”にさしかかっていた。

                   06年1月初旬ごろ、少佐の写真を入手し、幹部要員に報告するため、所属部隊の近くで少佐と会った。

                   「私が『軍人さんと付き合っている』と言ったら、娘が『そのおじさんの写真を見たい』といっているの」

                   少佐は「軍服姿の写真をあげることはできないから、私服を着た写真をあげる」と言った。

                   ウォン被告は、少佐のアパートを訪れ、板門店を背景にした半袖の服の上半身の写真(12・7センチ×8・9センチ)を入手した。

                   そして、いよいよ少佐を中国に誘った。

                   「娘の留学の準備で中国に行こうと思うのだけど、一緒に行かない?」

                   少佐は「軍人なので、外国に思うように出ていくことはできない」と答えた。じれったい思いからかウォン被告は思わず口走ってしまった。

                   「あなたを中国で拉致するとでも思っているから行かないの?」


                   中国への軍人連れ出しは未遂に終わった。

                   

                  「完全に抱き込み、機密情報を入手せよ」

                   ウォン被告は06年3月21日ごろ、少佐の写真と、ハナ院、国情院、テソン公社の位置などを幹部要員に報告し、次の指令を受けるため中国・瀋陽に行った。

                   「偽装脱北者」になってから実に10回目の訪中だ。

                   鴨緑江ホテル3階の北朝鮮タンドン貿易代表部に行き、幹部要員にハナ院同期5人の北朝鮮内の住所、年齢、氏名、韓国内の住所を伝えた。さらに、国情院、ハナ院、テソン公社の位置や、略図も詳細に作成し渡した。

                   食事をとりながら、幹部要員に、抱き込み対象としている少佐の写真(裏面に階級、氏名、生年月日を記載)を渡しながら、「うちの“夫”です。階級は少佐で、陸軍○○師団に勤務し、部隊は京畿道にあります。官舎は部隊の前で、その部隊は陸軍です。中国に連れ出そうとしましたが、一度失敗しました」と報告した。

                   それを聞いた幹部要員は「完全に抱き込み、軍事機密を引き出せ。軍人の知り合いをもっと沢山作り付き合え」と指示した。

                   今回の工作資金は1万ドル。薬品(天宮白花、血宮、不老錠など)1万ドル相当も受け取った。これを、韓国で対北貿易を営む業者あてに送り、そこから、ウォン被告の自宅に送ってもらうよう手配し、自らは身軽になって韓国に戻っていったのだった。



                  | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(5) | - | - |
                  平成20年の記事から 北の女スパイ全貌(3)
                  0
                     http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/crm11012800410021-n1.htm

                    【衝撃事件の核心・特別版】

                    北の女スパイ全貌(3)

                     暗殺命令「どうしてもできない」


                    2008.9.15 16:55
                    (1/5ページ)


                    証拠品のアルバムの中にあったドレスを着た北朝鮮の女スパイ、元正花被告の写真(ロイター)

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                    証拠品のアルバムの中にあったドレスを着た北朝鮮の女スパイ、元正花被告の写真(ロイター)


                     韓国潜入に成功した北朝鮮の女工作員、元正花(ウオン・ジョンファ)被告(34)=国家保安法違反罪で起訴=は、米軍基地の写真撮影や情報収集などのミッションを着実に遂行していく。脱北者として韓国に定住することが許可されたウオン被告は、中国でたびたび朝鮮労働党国家安全保衛部の幹部らと接触した。さらに与えられたミッションは「韓国情報部員の暗殺」。ところが−。



                    「仕事したい」とウソつき、米軍基地を細かく撮影

                     ウオン被告は2001年10月23日ごろ、仁川国際空港に到着した。迎えに来たのは夫の弟。乗用車で楊州市にある実家に到着した。

                     数日するとウオン被告は、米軍基地撮影の任務を遂行するため、夫に議政府、安陽、田谷、城南などで金を稼ぐ場所を探したいとウソをついて外出する。まずは、家のそばからバスに乗り、楊州市一帯の米軍基地周辺を偵察し、基地の位置を把握した。

                     ウオン被告は10月26日午後3時半ごろ、カメラを持って夫の家を出て、バスに乗って楊州市の米師団キャンプ近隣に出かけた。

                     カメラで兵所囲いを撮影し、議政府方向に逆行して行きながら、敞所、囲い、警戒壁も撮影した。さらに約50メートル離れた米師団キャンプに行き、警戒壁と正門、キャンプ向かいの商店街、米軍正面も撮影した。

                     夜間撮影のため、商店街地域を歩きながら地形偵察をした後、キャンプ正門に戻り撮影した。

                     ウオン被告のこうした工作活動は1カ月にわたり、断続的に繰り返された。




                    男性に再接触…「お前下手を打ったな」

                     ウオン被告は01年10月末、かつて中国で潜伏活動中に色仕掛けで抱き込もうとした、木製器製造業を営む韓国人男性に再度接触した。牡丹市場近くのコーヒーショップで会い、「中国で新しい事業を搆想中なので、一緒に行って現場も見て、相談もしたい」と意味深に誘った。

                     だが、男性はこれを拒否した。

                     ウオン被告はその直後、中国延吉にいる国家安全保衛部の幹部要員に電話をかけて、男性と接触した事実を報告した。

                     「お前、下手を打ったな。仕方がない。男性を誘って中国へ連れて来い。そうすれば、我々がうまく“処理”する」

                     ウオン被告は再三、男性を「中国に行こう」と誘ったが、男性は妻がいることを理由に、これを拒否して失敗した。

                     再び中国延吉の幹部要員に連絡したウオン被告。

                     「男性はお前の正体を知っているようだったか?」

                     「詳しくは分からないようでしたが、北朝鮮の人間なのに、どうやって朝鮮族になって、韓国に入ってきたのかと疑っていました…」

                     《ウオン被告は、かつてこの男性と中国で接触した際、脱北者と装っていたのだった》

                     幹部要員はウオン被告に「もし、男性が気がついて通報するようだったら、まず、国家情報院(韓国の情報機関)に脱北者として自首しろ」と指示した。

                     自分の身分がばれることを懸念したウオン被告は、脱北者として自首することによって、合法的に身分を獲得することを決意した。




                    “身分洗浄”完了

                     ウオン被告は01年11月24日ごろ、議政府市内のあるバス停で、自殺用に持っていた毒薬6錠をトイレに捨て、着ていたミンクのコートの右側脇の縫い目をほどいて、その中にカメラを入れて隠したまま、夫の家に置き、関係機関を訪ねて脱北者であると偽装の自首をした。

                     関係機関で、脱北の経緯や自首した背景などについての調査を受けながら、韓国侵入時に指令を受けたとおり、中国で韓国人男性の子供を妊娠し、男性を訪ねて密入国したと供述をした後、ハナ院(脱北者の韓国社会順応のため準備施設)で社会定着教育を受けた。

                     02年3月19日ごろ、ハナ院を退所。その後、夫の家に戻り、ロングブーツに隠しておいた工作資金1万ドルを回収。夫と協議離婚した後、群浦市山本洞にアパートを借りて、合法の身分を取得するなど、身分洗浄に成功した。



                    「清津出身の脱北者名簿を把握して来い」

                     ウオン被告は02年10月15日ごろ、その間収集した米軍基地を撮影した写真などの軍事機密を中国にいる幹部要員に渡すため、仁川国際空港から出国した。

                     延吉にある豆満江ホテル302号で、幹部要員と会い、米軍基地の写真約100枚を撮影したカメラや6カ所の略図などを渡した。

                     この時、幹部要員は「これからウオン同志を管理する人間が交代になるだろう。その人は、金○○同志だ。話しておいたから、一生懸命仕事をすることを望む」と言った。

                     02年10月17日、中国延吉で弟と会った。弟は「(故郷の)清津の保衛部長が、姉さんに会いたがっている」と伝えた。

                     ウオン被告は国境警備隊の案内で、ゴムズボンをはいて、(中朝国境を流れる)豆満江を越え、北朝鮮茂山に入り、そこで清津保衛部長に会い、同部長の車に乗ってウオン被告の母の家に行く途中、同部長から「南朝鮮にいる脱北者の中で清津出身の脱北者名簿を把握して来い」との依頼を受けた。

                     清津で家族に会った次の日、同部長の車に乗って、北朝鮮茂山に行き、再び中国延吉に戻った。その後、中国から韓国に戻った。



                    「韓国情報部員を消せ」

                     ウオン被告はさらに03年1月5日ごろ、北京で新しい幹部要員と会った。食事を終えた後、北京の北朝鮮大使館へ行った。

                     新しい幹部要員は「南朝鮮の安企部(国家情報員=韓国の情報機関)の奴らが、祖国の情報を取ろうと躍起になっているが、奴らがどんな奴らで、どんな情報を要求するのか調べ出せ。知っている奴はいるか?」と話した。

                     ウオン被告は「安企部の金○○と李○○を知っています。李は40代前半、金は30代半ば。彼らは北朝鮮に関連した情報を知りたがっています」と報告した。

                     すると幹部要員は「李や金らが、北朝鮮の核兵器に関連した情報を取るため、どのようにしているのか、誰を利用しているのかなど、彼らの活動を把握しろ。安企部の奴らがやらせて、北朝鮮貿易をしながら北朝鮮情報を収集する奴らがいるはずだ。そいつらを捕まえなければならない。お前が北朝鮮貿易をしながら掌握しろ。そして金や李を中国に誘引して、連れて来ることができれば、連れて来い」と指示した。

                     3度目の中国訪問では、「李が私に接近し、北朝鮮の情報を要求している」と報告。幹部要員から「李のような奴は殺して消さなければならない。脱北者を利用して祖国の情報を取る安企部の奴らが多い。そんな奴らは殺してしまわなければならない。お前がそんな安企部の奴らを調べなければならない」と“暗殺命令”も受けた。



                    「どうしても殺せません…」

                     そして4回目の訪中。ウオン被告は04年1月8日、中国のホテルで報告した。

                     「李が北朝鮮の資料を持って香港に来いと言っています」

                     ウオン被告の報告に、幹部要員は「李を殺すことができるか? 祖国の情報を取る奴じゃないか。そんな奴らは容赦なく殺さなければならない」といって毒薬成分が入った「天宮自花」1瓶(60錠)を手渡した。

                     「李にこれを精力剤だと言って与えれば飲むだろう。そうしたら、すぐに死ぬ」

                     ウオン被告は、幹部要員から、「李」という国情院の情報部員が要求した資料が何なのかについて質問され、資料を見せてやると、幹部要員は「こんな資料はやっても大丈夫だ」と言った。情報部員は当時、香港に派遣勤務中だった。

                     ウオン被告は情報部員を殺害するために、04年1月18日、香港でに移動し、一緒にホテルに泊まった。「李」と3日間一緒に過ごしながら、殺害する機会を狙ったが、その際、「自分によくしてくれる」という感情と、殺害後、検挙されることに対する不安感のために、どうしても殺害できなかった。

                     韓国に戻った後、ウオン被告は公衆電話を利用して、中国の幹部要員に電話した。「同志、私はどうしても李を殺すことができません。良心を害することができないのです」と報告した。

                     幹部要員は腹が立った様子で、ウオン被告に言い放った。

                     「分かった! 私は今忙しいから、8月にこちらに来い」


                    | NNL2 | 韓国と北朝鮮との関係 | 07:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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