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北朝鮮と軍事同盟50年を祝う中国を侮るな
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    http://sankei.jp.msn.com/world/news/110718/kor11071812000000-n1.htm



     北朝鮮と軍事同盟50年を祝う中国を侮るな

    2011.7.18 12:00
    中国中央テレビが5月26日に放映した、北京での晩さん会に出席した北朝鮮の金正日総書記(共同)

    中国中央テレビが5月26日に放映した、北京での晩さん会に出席した北朝鮮の金正日総書記(共同)

     中国と北朝鮮の「中朝友好協力相互援助条約」締結50周年で、金正日総書記は12日、後継者、金正恩氏をともなって訪朝中の張徳江・中国副首相に面会し、半世紀の同盟関係を互いに祝福しあった。一方が武力攻撃を受けたら、他方が直ちに参戦する自動介入条項(軍事介入条項ともいう)が核心のこの条約は、中朝同盟関係の根幹である。北朝鮮への「血の友誼」を改めて世界に示した中国の底意は、どこにあるのか。(久保田るり子)

    中国のみる軍事同盟の未来

     自動介入条項への中国側の態度については、「実は改訂を検討してきた」といった中国側研究者のコメントや、「現在の有効性はあいまい」などとする日本側からの分析もある。特に、北朝鮮の核実験(2006、09年)後は、中国側から非公式に同条項の維持について否定的、懐疑的な見解も示されてきた。

     しかし、50周年の祝賀に当たって、双方に内容改訂の気配などはみじんもなかった。

     来秋の共産党大会で次期国家主席に就任する習近平副主席は、昨年10月25日の朝鮮戦争への中国参戦60周年に際し「朝鮮戦争は平和を守り侵略に対抗した正しい戦争であった」との歴史認識を語った。「中国の人民は終始、中朝両国の人民と軍隊が流した血で結ばれた偉大な友情を忘れない」。この「血の友誼」こそが自動介入条項だ。

     朝鮮半島の軍事情勢に詳しい韓国・延世大学国際学部の武貞秀士教授は、この条約に関する中国の立場を次のように分析する。 




    「軍事介入条項についての中国の立場は、巧妙で二面性がある。朝鮮半島有事のとき、戦争に巻き込まれる文言であるが、1961年以降、それを修正しないままにして、北朝鮮を安心させてきた。そうすることにより、北朝鮮の地下資源開発権を独占して、党と党、軍と軍の良好な関係を維持してきた。しかし、『中朝は同盟関係だ。北朝鮮の行動に中国は責任を持つべきだ』という国際世論に対しては、『中国はいかなる国家とも同盟関係を持たない』と説明をしてきた。『中国の北朝鮮への影響力は限定的だ』という中国の国際社会への説明とも符合する話だ」

     中国は2020年までに東北3省一帯の7万平方キロ(人口約1100万人)を物流と工業基地として再開発する計画だ。開発には北朝鮮東北部の羅先地区、日本海に面した羅津港のハブ化が組み込まれており、新たな中国シーレーン構想でもある。中朝国境の鴨緑江に着工した新大橋建設などで開発が計画通りに進めば、中国は10年後にこの地域の域内総生産が4倍増になると期待しているとされる。

     「中国は、この条約を維持すれば北朝鮮の鉱山開発などの権益を維持できる。南スーダンの(石油、レアアースなどの)権益保護と同様に、資源確保をしたあとは、将来は、日本海に面した羅津港の使用拡大も視野に入っているのではないか」(武貞教授)

     条約がもつ安全保障環境と経済伸長への効果は、中国の未来を照らしている。

    同床異夢の北朝鮮

     一方の北朝鮮は、軍事同盟の未来に何を見ているのか。

     1961年、周恩来首相と金日成首相(当時)が署名したこの条約は、韓国の朴正煕(元大統領)による軍事クーデター(5月16日)に、金日成が危機感を募らせたことが契機だった。


     このとき朴正煕率いる軍事革命委員会は反共親米軍政を宣言、当時の韓国内の親北勢力を大量に拘束したことで、金日成は朴正煕が米国と組んで対北攻撃を行うのではないかと危惧した。金日成の行動は素早かった。5月末には訪ソし、6月末には訪中して、中ソおのおのと自動介入条項を含む軍事同盟としての条約を締結した。

     それから半世紀。(1)ウラン濃縮技術の獲得(核爆弾の量産化)(2)長距離弾道ミサイルの完成と核弾頭の小型化(3)これを示威する3度目の核実験−と武装化を進める北朝鮮にとって、最も危惧するのは米韓同盟による軍事的威嚇だ。北朝鮮が軍事脅威を獲得すればするほど高まる緊張に、中朝同盟は半世紀の時空を超えた「抑止力」であり、ポスト金正日体制の安全保障なのだ。

    中国の軍事介入シナリオはあるのか?

     では、朝鮮半島有事で南北軍事衝突が発生した場合、中国は本当に軍事介入するのだろうか。武貞教授はいくつかのシナリオをこう解説する。

     「中国はまず軍事的行動の警告を発するだろう。しかし、有事で中国が実際に介入すれば、中朝VS米韓(軍事同盟)の戦争になってしまう。休戦協定違反でもあるため国連軍も加わることになる」

     「また、そのような展開を望まない韓国が、北朝鮮崩壊に際して、権力の空白や混乱を前に、『平時の治安維持』の名目で平和維持活動(PKO)などでいち早く単独介入したらどうなるか−というシナリオもあり得る。有事ではない場合、中国は朝鮮半島への介入はできないだろう。米国も拡大回避のための限定的な敵地攻撃を行うだろう」

     中朝の利害や思惑の深部を、この軍事同盟は体現しているともいえる。











     

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