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    横田夫妻がすべてを語った「政治家に利用されてきた」

    • 2012.05.09 Wednesday
    • 18:25
     http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20120509-02/1.htm

    横田夫妻がすべてを語った「政治家に利用されてきた」


    週刊朝日 2012年05月18日号配信掲載) 2012年5月9日(水)配信


     蓮池薫さんら、北朝鮮による拉致被害者5人が帰国して、この秋で10年がたつ。横田めぐみさん(拉致当時13)はいまだ帰ってこない。横田滋さん(79)と早紀江さん(76)夫妻が、日本政府への批判や北朝鮮への怒りを率直に語った。


     昨年12月に金正日総書記が亡くなり、三男の金正恩氏が政権を継いだことについて、早紀江さんは「日朝関係を動かすチャンス」として、こう語る。

    「今こそ『被害者の命の安全を保障し、今こそ日本へ送還せよ』と北朝鮮に発信してください。国のトップが『平和になりましょうよ』という思いを伝えることが大事。野田首相が『北朝鮮へ一緒に行って談判しよう』と言うなら、私たちも一緒に行きます」

     滋さんも、

    「これから交渉しようというのなら(金正日総書記死去への)弔意を表すべきだと思いました。いま北朝鮮はそれどころじゃないかもしれないが、物事が落ち着けば、今年後半には日朝間の動きが出てくるんじゃないか」

     と望みをつなぐ。

     2008年の福田政権時代に北朝鮮が拉致被害者の再調査を約束して以来、交渉は止まったまま、日本政府は北朝鮮への制裁を続けている。支援団体「救う会」は制裁強化を求めるが、滋さんは懐疑的だ。

    「制裁制裁といっても全然解決していない。金正日(総書記)が亡くなって交渉のチャンスがめぐってきたのだから、(制裁を)緩めるべきです。強化すると、交渉したくないという意思表示になってしまう」

     高校無償化の一環としての朝鮮学校への補助金に反対する動きについても、

    「朝鮮学校の生徒には日本永住権がある。間違ったとんでもないことを教える学校には補助金を出さないというのならわかるが、拉致を理由に朝鮮学校に補助金を出さないのは筋違いだと思う」(滋さん)

     これまで横田さん夫妻はたびたび政治による解決を訴える場の先頭に立ってきた。しかし、いまは、

    「政治家に利用されてきた」(早紀江さん)

     との思いがあるという。早紀江さんは、講演会で地方に行った際、地元県議や市議らに次々と記念撮影を求められた。


     夫妻の最新著のタイトルは『めぐみへの遺言』。「このままでは忘れ去られてしまう」と覚悟を込めたという


    夫妻の最新著のタイトルは『めぐみへの遺言』。「このままでは忘れ去られてしまう」と覚悟を込めたという


    「選挙の宣伝写真にするのでしょうが、そういう撮影会はものすごく嫌なんです。情けなくて」

     でも、「写真を断ったら娘をよろしくと言えない」と自分に言い聞かせ、撮影に応じてきた。もちろん、政治家への批判は控えてきた。しかし、その心境に変化が起きている。

     早紀江さんは、

    「安倍晋三さんが総理になったときは、それはもう期待しました。期待しすぎるくらいに。家族会のみんなが拍手を送って『安倍さんが何とかしてくれる、すごい光が差し込んだ』と」

     と振り返る。が、安倍氏は約1年で首相を辞任した。

    「病気だったから仕方ないけれど、辞任を聞いて、グサッと刃物で刺されて傷つけられた気になった。少し腹が立ちました。期待が大きかった反動かもしれません」(早紀江さん)

     今年は、「めぐみさん失踪から35年」でもある。その歳月を、幾度も期待し失望しながら夫妻は過ごしてきた。

     早紀江さんは、

    「国は、もう少し時間がたてば、私たちがみな年をとって身動きできなくなって、拉致など忘れられると考えているのではないかとさえ思ってしまう」

     と打ち明ける一方で、希望を失うまいともする。

    「一つひとつの積み重ねで、めぐみのことも細かいことまでわかった。いなくなったとき持っていたバドミントンラケットとか、連れていかれたばかりの ころの写真とか、元気な孫のヘギョン(ウンギョン)ちゃんとか出てきた。動いて動いて、いろいろなことをお願いしたのが重なってそこまで来たのだから、活 動が意味ないものとは思っていないです」

     拉致問題を追い続ける元朝日放送プロデューサーの石高健次さん(61)は、元北朝鮮工作員の証言から1997年1月にめぐみさん拉致を突き止め、横田さん夫妻に伝えた人物だ。夫妻の思いを今回、本にまとめた。石高さんは言う。

    「2人は国や政治家をほとんど批判してこなかった。彼らに頼るしかないからです。しかし、ここまで待たされて、そんなきれいごとではすまない。残された時間は少なく、光がどこにも見えない中、思いの丈をぶちまけてほしいと促したんです」


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