http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000018-scn-cn
中国漁民拉致、
国境マフィアと北朝鮮当局が「グル」か
=中国報道
サーチナ 5月17日(木)11時24分配信
今月8日に中国の専属海域で同国の漁船が「身分不明の北朝鮮人」に襲撃され、船員29人が身柄を拘束されたと報じられた件で中国国際放送局は18日、北朝鮮側に中国語を話す者や制服を着た者がいたとの情報から「国境マフィアと北朝鮮の軍、警察によるものか」と報じた。
事件発生当時2隻の漁船を出し、うち1隻がだ捕された船主は「北朝鮮の小型艇2隻が突然境界線を越えてやってきた。船にはアラビア数字とハングルで文字
が書かれており、中国語を話す中国人と、制服を着た北朝鮮人が乗っていた。銃をもっていたので、漁民は反抗できなかった」と当時の様子を振り返った。
別の船主によると同海域では昨年より北朝鮮の取り締まり船が北朝鮮海域から中国漁船の操業を観測していたが、これまでトラブルは発生していなかったという。
当初は北朝鮮側が120万元(約1528万円)の身代金を要求していると伝えられたが、だ捕された漁船の関係者は、13日に拘束された船長からの衛星電
話があり身代金が90万元に減額されたこと、15日には「2日以内に身代金を支払わないと、船も人も『処理』する」との連絡を受けたことを明らかにした。
中国政府、外交部の報道室は16日「関連報道を注視している。漁業事件と認識したうえで、北朝鮮とコミュニケーションを図り、早期解決を目指す」とのコメントを発表した。(編集担当:柳川俊之)